2014年 07月 06日
Champagneへ2014初秋 |
南フランス(プロヴァンス)から
ストライキ真っ最中のTGVを乗り継ぎ
レンタカーでたどり着いたEssoyes(エソワ)という村
まだあまり知られてないがルノアールが家族とともに移り住み愛した小さな村
ルノアールの住んでいた家、そしてアトリエ 家族全員が眠るお墓がある
世界遺産の町トロワから40キロあまり
葡萄畑が続く心地よいカントリーロードを走る事小一時間
小さな村の入り口に近づくと、、、何とも不思議な気持ちに包まれる
いたる所にルノアールの息づかいを感じ体が温かくなる
画集で見た事のある教会や川辺を通り過ぎると小さな広場に行き当る
村役場の隣にルノアールの記念館が併設され、所縁の品々が並べられている
昨年初めて訪ねた時に、なんだか知らないけれども
何度も涙をこらえた空間だった。。。
その会場の2階のギャラリーで9月に個展が決まった
今年2度目のフランス個展となる、しかも今度は北フランス!!
私は来年還暦を迎える
もう少しゆっくりしろ! 少しは体の事を考えろ。。。と言う声が聞こえる
確かに地に足がついていない..自分を感じるし
このバタバタが良い事だとは思っていない、、が
確かにフランスで過ごす一月あまりの時間は
私のパレットをすべてリセットさせ、新たな色をたっぷりと注ぎ込む
と同時に心の鎖を時間をかけてすべて解き放つ
これが結構効く。。。毎度下痢に悩まされるほどこの歳にはかなりの負担なのだ
知らずに相当エネルギーを使っているようで夜10時にはベッドに潜り込み
死んだように昏々と眠る。。。日本では考えられない==
日本に居ればどこへ行ってもたとえ初めて訪ねる場所でも言葉も気持ちも通じる
その上自分の廻りには私を理解し許してくれる人々がたくさん居る
それはようやく今 手に入れたもので最高に居心地も良い
しかしフランスの田舎では何一つそんなもの役に立たない
お互いさまかも知れないが、何を考えているのか分からない===
そんな中で黙々とスケッチをし、行列に並んで必死で買い物もし、
ストライキに巻き込まれても心を折ることなくどうにかする。しなければならない。。
20代ならまだしも結構これはしんどい。。。。けど
そこに自分の可能性やあらたな夢を見つかる事が出来るもの事実なのだ
格好わるくてピンチ!な自分と向き合ってこそ得られるものがある
今年2回のフランス個展、9月はすぐそこ^^^気が遠くなるが。
ちょっと頑張ってみようと思う
by vasenoir
| 2014-07-06 23:00